今回は、室外機についてのお話です。
普段は、建物の中や家の中で過ごしているので室外機にまで目が届かないことはよくあることだと思います。ですが、その室外機の設置状況では、まったくエアコンが効かなくなることも少なくありません。
たとえばビル街。隣同士の隙間が狭く人一人が通れるのがやっと。 などというようなスペースに室外機が乱立しているのを見ることがあります。そういう場合、おおよそ隣の壁に向かってついていることが多いですが、実はあまりよくありません。
なぜかというと、室外機もファンがあり冷房時は、熱風を 暖房時は 冷風を 熱交換によって外に出すため壁があまりに近いとその吐き出した風をまた吸ってしまうのです。これをショートサーキットと言い 間単にいうと排熱が出来なくなり最終的には機械がとまってしまう。 という現象です。機械がいくら新品だとしてもそういうった所につけてしまったら、関係なく止まってしまいます。
とはいえ、「もーそういうところについてる」 「いまさらつける場所を変えれない」という方もいるかと思います。そういった場合どうするか、当然移設を希望しても他の方法でも、空調業者にお願いしなくてはならないかもしれませんがでも、対処方法を知っておくだけでもだいぶ変わると思います。
まず、なによりほかに空きスペースがあるのであれば移設をおすすめしますが、そういった場所がない!となった場合”風向板”という室外機の部品があるんです。標準では付属で付いてこないんですが各メーカーは全てこれを持っていますのでそれを室外機の風が出てくる所につけて、風向き変えるという部品です。弊社でも何度かお客様先でつけさせていただいた事がありますが、部品そのものに向きはなく上、下、左右、と任意で選ぶことが出来ます。設置状況でそれはかわると思いますが、少なからずただ壁に向かって吹くよりは、風向板をつけて風を逃がせれるように出来ればまた機械の状況も変わってくると思います。工事自体も簡単なので、もし心当たりがあるようでしたら一度考えてみてはいかがでしょうか。以上です。